2月の壁飾りは『節分の鬼』という物語です。

ある山里に、一人暮らしのおじいさんがいました。
おかみさんも病気で早くに亡くなり、一人息子も二年前に病気で亡くなってしましました。
おじいさんは毎日「かかや、息子や早く迎えにきてけろや、極楽さ連れてってけろや」といつまでもお墓の前で手を合わせていました。
冬が来ておじいさんの小さな家はすっぽりと深い雪に埋もれてお墓参りにもでかれられずじっと家の中に閉じこもっていました。
正月がきても餅を買うお金もありません。ただ冬が過ぎるのを待つだけでした。
ある晴れた日おじいさんは雪にうまりながら、おかみさんと息子さんに会いにでかけました。
お墓は雪にうまっていました。手で雪を払いのけおじさんは作った甘酒を供えいつまでも話しかけていました。
帰るころには日も暮れ、暗い夜道を歩いていると「鬼は~外! 福は~内!」とあちらこちらの家から楽しそうな声が聞こえてきます。今日は節分だったのです。
おじいさんは家に帰りむかし息子さんが作ってくれたお面をかぶり、豆まきを始めました。福の神にみはされていると、「鬼は~内! 福は~外!」とわざとあべこべに豆をまきました。
その時おじいさんの家に鬼が次から次とやってきました。「どこさ行っても鬼は~外!と嫌われてばかりで、なのに、おじいさんは鬼は~内!てよんでくれたでな。こんなうれしいことはない、まんずあたらしてけろ」と入ってきました。おじいさんは思わぬ客人にまきをくべました。鬼たちはお礼に甘酒やらごちそうやら山ほどのお金を持ってきました。
こんな楽しい夜はおかみさんや息子さんを亡くして以来、はじめてでした。
鬼たちはおじいさんのおかげで楽しい節分を過ごすことができました。
鬼たちは来年もくるからと上機嫌で帰っていきました。おじいさんは鬼たちが置いていったお金で立派なお墓に直し、「おら、もう少し長生きすることにしただ。来年の節分にも、鬼たちをよばねばならでねな」と晴れ晴れした顔で家に帰っていきました。
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【ひなたぼっこ節分】
2月3日(金)
節分なので豆まきをしました。
豆はご利用者様に新聞紙を小さく切って丸めた物を使用しました。

【オニ参上!】
「鬼のパンツ」をうたって踊り、「豆まき」を一緒にうたって踊りました。
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【豆まき】
かけ声を忘れやり直し!「鬼は~外! 福は~内!」元気に声をだし、鬼たちに豆をぶつけていました。
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【お菓子まき】
ひなたぼっこの恒例になりました、お菓子まきです。
皆さん豆まきより本気になってお菓子を拾っていました。
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【鬼になって記念撮影】
鬼になってハイポーズ!
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